この有田内山周辺は木造3階建て建物や気概を感じさせる洋風建築が数多く残っています。そんな中で主要報告書に記載されていない建物であるにもかかわらず、敢えてこの作品を紹介するのはなぜかと言いますと、この作品は現在の使用方法がはっきりしているから、ただそれだけです(笑)。
1階部分は喫茶軽食店となっています。相応の改造は行われていますが、暖炉が残るなど、時代性を未だ十分に感じさせる(どちらかといいますと、昭和30年代色の方が当然強いものですが)造りをとどめています。
有田の観光化が進むなか、使用方法がこれ以上悪化することはないかとは思いますが、駐車場になる危険性は否定できないようにも感じました。車社会の宿命の一つといえます。 |