近代化産業遺産 総合リスト


 
建物紹介例
<写真がここに入ります。(下は例)> 現在の建物名称(昔の建物名称)
住所(移設の場合、旧所在地) 建築年代
構造/階層 設計者/施工者
文化財指定・顕彰(ある場合)/所有状況/
使用状況(建造当時の用途)
建物説明をくどくどと。(文末に参考文献ナンバー)

福岡市西区・早良区・城南区編


県立修猷館高校旧正門(同左)
福岡市早良区西新六丁目 明治33年(1900)以降
石造門柱 不詳/不詳
/02.11/福岡市/展示施設(店舗)
 旧制中学時代の面影を遺す門柱。西南学園大学や百道地区に続く通りに面しているため、一般になじみ深い構造物かもしれません。見たところ御影石で作られた門柱は、大名地区からの移転当初からのものと思われます。
 とはいえ、移転当初は電車通り沿いに正門があったことは間違いなく、いつからのものと考えていましたが、旧正門が現位置に移築されたものと情報を目にし、今回の掲載となりました。どのような形であれ、縁ある教育施設の一部として遺されていることに敬意を表します。(修猷館高校サイト.)

西南学院大学博物館(西南学院高校講堂)
福岡市早良区西新三丁目 大正10年(1921)
煉瓦造/3階建 W.M.ヴォーリズ/関忠次
市指定有形文化財/05.10/西南学院/教育施設(同左)
 福岡市の中で数少ない煉瓦造大規模建築のひとつ。プロテスタント建築家であるヴォーリズの遺した九州では数少ない建築として重要であることはもちろん、福岡の教育を語る上で欠かせない文系教育の育成に重大な貢献を果たした貴重な建物と言えます。
 西南学院の高校移転に伴い、その行く末が心配されてきましたが、2006年に大学博物館という形で再活用されることになりました。煉瓦造り近代建築の活用としては、福岡市で戦後初の民間主導による活用と言え、その手法にも興味の募るところです。(a.)

九州大学西新外国人教師宿舎第3号棟(旧制福岡高等学校)
福岡市早良区西新二丁目 昭和2年(1927)
木造/平屋建 不詳/不詳
市指定有形文化財/05.10/九州大学/静態保存(住居)
 現在は九州大学の教養課程施設となっている六本松キャンパスはかつて旧制福岡高等学校でありました。旧制高校の外国人宿舎として建てられた施設が現在ひと棟だけ保存されており、敷地内に新築された情報交流プラザに取り込まれる形で展示可能な状態となっています。
 内部に関しては、実用に即した形で相当に改装が施されており、往時の雰囲気を感じ取ることは難しいですが、福岡市にあった近代建築あっという間になくなっていった中でこの建物がかろうじて遺されたことに感謝すべきでしょう。(a.)

(同左)
福岡市城南区 昭和23年(1948)
鉄筋コンクリート造 不詳/不詳
/04.2/福岡市/教育施設(同左)
 (0.)


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