近代化産業遺産 総合リスト |
<写真がここに入ります。(下は例)> |
現在の建物名称(昔の建物名称) | |||
住所(移設の場合、旧所在地) | 建築年代 | |||
構造/階層 | 設計者/施工者 | |||
文化財指定・顕彰(ある場合)/撮影日/所有状況/ 使用状況(建造当時の用途) |
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建物説明をくどくどと。(文末に参考文献ナンバー) |
広島市立本川小学校平和資料館(同左) | ||||
広島市中区本川町 | 昭和3年(1928) | |||
鉄筋コンクリート造/平屋建 | 増田清/不詳 | |||
/06.6/広島市/静態保存(教育施設) | ||||
原爆の被害を受けた小学校建築。ただし、そのままの形で一棟丸ごと保存活用されている建物は広島にはなく、こちらの小学校では一部分を残す形で一階部分がこのように保存され、平和資料館として公開されています。 保存形態としては、原爆の被害状況もあったのでしょうが、建物の中で一番インパクトのあった一回のアーチ部分が優先的に保存され、平和資料館となっています。戦争の悲惨さを伝える施設としては、もっとも説得力のある施設のひとつでしょう。(58.広島の建築ウェブサイト.) |
広島世界平和記念聖堂(同左) | ||||
広島市中区幟町 | 昭和29年(1954) | |||
鉄筋コンクリート造/3階建 | 村野藤吾/清水建設 | |||
国指定重要文化財/06.6/宗教法人/宗教施設(同左) | ||||
戦後初の国重要文化財に指定された、村野藤吾の真骨頂と言えるほどの作品。所々に人の手による装飾をちりばめて、無味乾燥なモダニズム建築への対抗意識を所々ににじませています。かと思えばステンドグラスは現代の空間でも十分通用するような直線的なものを採用し、所々に村野氏の気概と言ったものを感じさせます。 建物内にある彫刻は、多摩美術大学教授で彫刻家の圓鍔勝三によるもので、これもまた重要な芸術品です。圓鍔は広島県出身と言うこともあり、これら作品の製作には、ひとかたならぬ気概があったのではないでしょうか。(広島の建築ウェブサイト.) |
広島平和記念資料館(同左) | ||||
広島市中区中島町 | 昭和30年(1955) | |||
鉄筋コンクリート造/2階建 | 丹下健三/大林組 | |||
国指定重要文化財/06.6/広島市/公共施設(同左) | ||||
コルビュジエの流れを受け継ぐ丹下健三の代表的作品。横長のフォルムに印象的なピロティー、装飾を極限まで廃したスタイルは、まさしくコルビュジエの提唱した近代建築そのものと言えます。そういった意味で国の重要文化財指定は当然の帰結と言えますが、建物のコンセプトとしては対極にある村野の広島世界平和記念聖堂との同時指定には意味深なものを感じさせます。 この建物のデータを調べるとき、建物の施工者がどうしても分からず数日困ってしまいました。丹下建築という事に価値があって施工はどうでも良いのでしょうか、、、。(広島の建築ウェブサイト.69.) |