近代化産業遺産 総合リスト


 
建物紹介例
<写真がここに入ります。(下は例)>日本の水100選、うちぬきの水 現在の建物名称(昔の建物名称)
住所(移設の場合、旧所在地) 建築年代
構造/階層 設計者/施工者
文化財指定・顕彰(ある場合)/撮影日/所有状況/
使用状況(建造当時の用途)
建物説明。(文末に参考文献ナンバー)

愛媛県西条市編

伊予西条駅給水塔(同左)
西条市大町 大正10年(1921)
煉瓦造給水塔 不詳/不詳
/05.9/JR四国/交通施設(同左)
 鉄道開業時の給水塔が現存している例。四国にはまだ各所にこのような給水塔が遺されています。それらの中でもこの作品はスッキリとした形を持っており、石造装飾などは施されていません。
 構内に入るか、駅の裏側のある団地から眺めるしか綺麗に見ることが出来ず、一般的に親しみのもてる位置関係にはないようです。鉄道施設群は近年老朽化の為か土地効率利用の一環か、解体されるペースが年々速まっています。このような普段目の届かない施設ほど、さっさと取り毀されるため、心配で仕方ありません。(17.)

旧永野医院(同左)
西条市小松町新屋敷 大正15年(1926)
木造/2階建 不詳/不詳
/05.9/民間/住居(医療機関)
 小松町中心部で最も目立つ洋館。内部構造が特殊なのか、屋根が少し越屋根構造になっている(排気のためではないようですね)のが気に掛かります。1階部分がハーフティンバー調になっているのもポイントと言えます。全体的に地味ですが、庭のたたずまいを含めいぶし銀の佳作と言えます。
 駅にも近く、市街地にある建物のため、今後の動向は気に掛かります。駐車場はイベントにも使用されているようですが、建物も何らかの活用をして貰いたい、と思いますが、、土地利用としてだけは勘弁です。(17.)

小松橋(同左)
西条市小松町新屋敷 大正15年(1926)
鉄筋コンクリート造道路橋 不詳/不詳
/05.9/西条市/道路橋(同左)
 愛媛県における鉄筋コンクリートの導入過程を記す、貴重な記念物のひとつ。石橋でもここまではなかなかやらないほどの華麗な装飾がポイントで、コンクリート導入期の特徴を良く表しています。
 往時はこの橋が松山方面からの玄関口として存在していたようで、過剰とも言える装飾には町の隆盛を対外に示すだけの狙いもあったのでしょう。近年改修が施され、親柱には往時と同じように照明設備が備えられました。昔も今も町のシンボル的存在の名作品です。(17.)

中山川橋(同左)
西条市小松町新屋敷 昭和3年(1929)
鉄筋コンクリート橋 不詳/不詳
/05.9/西条市/道路橋(同左)
 親柱や欄干の意匠が特徴的な橋梁。近郊に新しく大きな橋が架けられているため、現在は歩道橋としての機能を細々と維持しています。小松橋と同じく下部構造はラーメンと考えて良いのですが、普段目にする部分への配慮が適切に行われている好例のひとつでしょう。
 写真がいかんせん酷い、といわれても仕方ありませんね。橋の特徴を含めつつ全容を紹介するのにこれが一番適切と判断したのですが、時期的な問題と撮影ポイントの選定ミスか、、、やはり撮り直しですね。

安楽湯(同左)
西条市小松町新屋敷 昭和期?
木造/2階建 不詳/不詳
/05.9/民間/生活施設(同左)
 旧永野医院の向かい側にあり、丸窓と横ラインが特徴的な建築。改装されてこのような姿となっているか、元々このようなたたずまいかは分かりません。これにスクラッチタイルが施されていれば、昭和初期の銭湯建築と断言できるのですが。実際のところは情報不足により、分かりません。
 私が訪れたときはまだ営業時間外だったようで、営業の有無は確認できませんでした。このようなたたずまいの銭湯は内装が面白いものが多く、これにも期待がかかりますが、さて、どうでしょう。


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