図書館に組み込まれた農業倉庫。私が見たときにはお祭り用の山車が展示されており、格納倉庫式の屋内展示場と考えたほうが無難です。元々は農作物の保管庫(とはいえ中心部にある保管庫ですから、藍の原料倉庫だった可能性はありますね)として使用されたことは見て分かるとおりです。現在は図書館に隣接して、図書館新設部分を街並みの一部としてとけ込ませる役割をも担っています。古さは感じられましたが、明治期のものとは思いませんでした。
脇町地区は伝建に指定されてからうだつの意匠を新しい建物に上手く利用しようという試みが広く行われており、ページトップにある小学校の他、図書館や案内掲示板、ショッピングセンターにまで官民問わず景観向上に取り組んでいます。観光地はここを見習いたいものです。(57.) |