縷々の系譜をたどり続ける炭鉱夫像。元々は日本炭砿の坑口近くにあったものでしたが、炭坑閉山とともに旧事務所敷地内に移設されました。しばらくそのままでいたのですが、平成17年に事務所が残念ながら取り毀されることになりこの銅像も存続が危ぶまれることとなりました。一時はなくなる危険性もありましたが、関係各人の努力によって、町が引き取り図書館敷地内に移設、保存することとなりました。
現在は水巻町の有形文化財として指定され、図書館のシンボルとなっています。炭鉱の歴史を覆い隠すのではなく、後世に伝えるために広く紹介しようという姿勢は、筑豊の他の自治体にも是非とも見習って欲しいものだと思います。(聞き取り.水巻町史続編.) |