第1部

今まで北九州地域の写真特集を組んできましたが、同時に卒論の調査を兼ねて筑豊地域の写真も撮り続けてきました。今回、この「筑豊・産業考古学研究室」コーナーでそれら写真の一部を順次公開していきたいと思います。
まずは筑豊市町村群の中で一番訪れる回数の多かった飯塚市の特集第1部を組んでみます。どうぞご覧下さい。

JR新飯塚駅です。福北ゆたか線電化開業に合わせ駅舎の改築事業が進んでいました(写真左上)。平成13年10月6日に電化事業が開業し、駅舎も完成しました(写真右上)。筑豊地域の交通の要衝として今後その重要度はますます高まっていることは間違いないでしょう。

麻生飯塚病院です。飯塚市民の中ではある種ランドマーク的存在となっている建物だと思います。
ちょうど位置的にも新飯塚駅と飯塚本町地区の中間点に位置し、建てられた当時の麻生グループの重要度の高さを表していると思います。その立場こそ変われど、現在でもその重要性は変わっていないでしょう。

福岡銀行飯塚本町支店です。もともとは旧十七銀行飯塚支店として大正十三年に建てられたもので、旧長崎街道(本町アーケード街)の西側に建てられた、現在も使われている大正期の代表的地方銀行建築物です。飯塚市には嘉穂銀行・嘉穂貯蓄銀行などの銀行本店が戦前期には存在しましたが、現在は支店が残っている状態となっています。

飯塚井筒屋です。近年小倉・黒崎両そごうの閉店による売り上げ大幅増加で勢いのある井筒屋ですが、飯塚では店舗面積が約二千五百平方メートルと比較的狭い店舗ということもあり、それほどの勢いは見られないようです。
地域唯一の百貨店ということもあり、地域住民に愛されている店舗であると言えるでしょう。

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