近代化産業遺産 総合リスト |
<写真がここに入ります。(下は例)> | 現在の建物名称(昔の建物名称) | |||
住所(移設の場合、旧所在地) | 建築年代 | |||
構造/階層 | 設計者/施工者 | |||
文化財指定・顕彰(ある場合)/撮影日/所有状況/ 使用状況(建造当時の用途) |
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建物説明。(文末に参考文献ナンバー) |
松原社陶製鳥居(同左) | ||||
佐賀市松原二丁目 | 明治22年(1889) | |||
陶器製鳥居 | 岩尾久吉・金ヶ江長作・峰熊一 | |||
/07.12/宗教施設(同左) | ||||
日本に二つしかない、と言われていた陶器製の鳥居ですが、有田・長崎のほかにここ佐賀市にもあったという動かぬ証拠。他の二件は野外に置かれていますが、こちらは覆い屋根を付けており、かなり大事にされている様が伺えます。 表記の仕方こそ異なりますが、有田に遺る陶山神社鳥居と同じ制作者によるもので、制作年代も近接していることなどから、同じ型で造られた姉妹作ではないかと考えられます。ここあたり、詳しい研究が必要なところです。(21.) |
佐賀県警察本部体育館(佐賀武徳殿) | ||||
佐賀市城内一丁目5−56 | 昭和6年(1931) | |||
木造/平屋建 | 不詳/不詳 | |||
/11.7/佐賀県/(同左) | ||||
佐賀城内にあり、どちらかと言えば目立たない建物の部類にあたるのですが、建物のタイプの問題と言うよりも間近に佐賀県庁をはじめとした大ぶりの建物が多いからではないかと考えています。昭和初期から武道館として使用されており、現在でも柔剣道の施設として使用されている、かなり貴重な存在です。 建造当初からは屋根部分に改装が行われており、竣工当初は千鳥破風の飾り窓が天井に施されていたとのこと。設計者の心意気を今見られないのは少々残念なところです。(佐賀県庁ウェブサイト.21.) |
佐賀県庁(同左) | ||||
佐賀市城内一丁目1−59 | 昭和25年(1950) | |||
鉄筋コンクリート造/3階建 | 阿部美樹志/大林組 | |||
/11.7/佐賀県/行政機関(同左) | ||||
戦後復興の責務を一手に担った戦災復興院総裁である阿部美樹志が設計した堂々たる官庁建築。戦後期の作品ではありますが、タイルを多用して装飾性も少なくない造りに仕上げられており、周囲のモダニズム建築と比べても何ら遜色がありません。 佐賀市内中心部は空襲による被害が少なかったことから、戦前からの建物も多く遺されており、ついついそちらに目が行きがちですが、城堀の中は戦後期の建物群に注目すべきでしょう。(佐賀県建築士会ウェブサイト.) |